プログラミング言語のPythonを扱えるエンジニアは、IT業界で活躍できる可能性が高い。海外では昔からよくPythonが使われていたが、日本ではさほど人気のないプログラミング言語だった。しかし、近年は日本でもPythonの需要が多くなっており、就職活動や転職活動で大いに役立ってくれる。Pythonの需要についてはこちら(http://java-pythonengineer.com)で一部触れられているため、併せて参考にしてみると良いだろう。
Pythonの人気が高まっている理由として挙げられるのは、データサイエンスの分野、人工知能開発の分野に強い点だ。データサイエンスとは、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータを分析し、役立つ情報が得られる。一般消費者を相手に商売するBtoCの企業をはじめ、多くの企業は顧客の情報分析を行っているだろう。そこにPythonで組まれたプログラムを活用すれば、より詳細で役立つ情報を導き出せる。データサイエンスがビジネスに欠かせない存在となりつつあるのだから、Pythonを扱える人材が求められるのも当然の結果だ。もっとも、データサイエンスを実現させるには統計学などの知識も必要なので、Python以外の勉強にも積極的に取り組まなければならない。
人工知能開発も注目を集めている分野だが、日本ではそのスキルを持つエンジニアはそう多くはない。データサイエンスと同様、プログラミング言語以外の知識やスキルが必要だが、Pythonなら人工知能開発も問題なくこなせる。Pythonはデータサイエンスや人工知能開発に特化しているプログラミング言語ではなく、様々な分野で活用できるので、データサイエンスや人工知能に興味がなくても学んでおいて損はない。