IT業界は、とてつもなく移り変わりが激しい世界だ。ある日いきなり現れたサービスにより、今までのビジネスのやり方が大きく変わることだって十分にあり得る。今やSNSは、ビジネスに欠かせない存在になった。SNSが海外で産声をあげた1990年代後半の時点で、SNSがビジネスの流れを変えてしまうことを予想していた人物など、日本ではまずいないだろう。

SNSはやや極端な例ではあるが、IT業界からは次々と新たなサービスや技術が登場するため、IT業界の将来を予想するのは極めて難しい。しかし、予想が難しいからといって情報収集を疎かにするのはNGで、IT業界で働くのであればトレンドを積極的に知ろうとする姿勢を持つことが非常に大事だ。トレンドをスルーしてしまい成長のチャンスを逃すことを避けるためにも、トレンドを話の種として活用するためにも、情報収集には力を入れたいところだろう。

情報収集の方法は人それぞれだが、自身の状況にあった情報収集を意識することが大事だ。IT業界で働き始めたばかりの段階であれば、いきなり深い情報を知っても役に立たない可能性が高いため、広く浅くの情報収集で問題ない。だが、仕事に慣れて自身の方向性が定まってきたのであれば、将来の活躍を見据えてより深い情報を知る方向にシフトする必要がある。仕事に慣れていない段階の場合は、IT業界の情報をまとめたニュースサイトをチェックするのが効率的だ。深い情報を知りたい場合は、勉強会やセミナーなどの情報交換の場に積極的に参加すると良い。